DIYで製作したマルチエフェクター「BE-2SR」です
以前出品した下記3種のエフェクター
・Super Distortion
・DUAL PARAMETRIC EQUALIZER
・Digital Stereo Delay & Chorus
を1つのケースに収めたマルチエフェクターになります。BE-1/BE-2のアップバージョンです。
BOSTONのトム・ショルツのサウンドを出せることを目標にして設計・製作したシリーズの一つになります。
BE-2にセンド/リターン機能を追加しました。
BE-1からBE-2への変更点・Digital Delay & Chorusをステレオ出力化しました
2台のアンプを使ってOUTPUT A MONO出力とOUTPUT B出力にそれぞれ接続すると空間的な広がりを持ったサウンドを得ることができます。
OUTPUT A MONO出力だけを使えば通常のDigital Delay & Chorusと同等のサウンドになります。
・DUAL PARAMETRIC EQUALIZERとDigital Stereo Delay & ChorusもフットスイッチでON/OFFできるようにしました。
合わせてそれぞれのLEDインジケーターも追加しました。
・フットスイッチ,LED追加に伴ってパネルデザインを変更しました。また文字数の関係でPARAMETRIC EQUALIZERの"INPUT VOL"を"PE VOL"に名称変更しました。
・12V INジャックを右側面に移動しました。
・9V OUTジャックを追加しました。
他のエフェクターに9V電源を供給できます(こちらは一般的なエフェクター用のセンターマイナスのプラグケーブルを接続します)
BE-2からBE-2SRへの変更点
・DUAL PARAMETRIC EQUALIZERとDigital Stereo Delay & Chorusの間にセンド/リターンジャックを増設しました。
これにより、別のエフェクターを外付けすることができます。
外付けエフェクターとしては
・コーラス
・ディレイ
・ノイズゲート
・イコライザー
・ボリュームペダル
などが良いのではないかと思います
一般的な使い方は
SENDジャック→外付けエフェクター→RETURNジャック
という風に接続します。
各ツマミの説明
Distortion セクション
・DRIVE
ディストーションの深さを設定します
※部品の品種の関係で操作感が他のツマミと異なりますが異常ではありません
・LEVEL
エフェクトON時の音量を調整します。
エフェクトOFF時の音量とのバランスをとる目的などに使用します
・TONE
ディストーションの音色を調整します。
左に回すと高音域がカットされた周波数特性の甘い音になり、右に回すとフラットな周波数特性の明るい音になります
Parametric Equalizer セクション
各ツマミの説明(Parametric Equalizerは2セット内蔵されていますので、それぞれ1/2で表記します)
・FREQ1/FREQ2
イコライジング(強調またはカット)する中心周波数を設定します
ツマミ位置とイコライジング中心周波数の関係の実測値は下記のとおりです
MIN:約70Hz
9時:約350Hz
12時:約1500Hz
15時:約5500Hz
MAX:約8100Hz
・GAIN1/GAIN2
強調またはカットの強弱を設定します。左に回すとカット、右に回すと強調になります。センターではカットも強調もしません。
・WIDTH1/WIDTH2
イコライジングする周波数帯域の幅を設定します。左に回すと狭く(鋭く)なり音の感じも鋭くなります。右に回すと広く(なだらかに)なります。
・VOL1/VOL2
内蔵されている2台のパラメトリックイコライザーそれぞれの出力の大きさを設定します。これにより各出力のバランスを調整します。
・PE VOL (Parametric Equalizer VOLume)
共通のボリュームです。各GAINを大きくすると内部で歪むことがあるので、このボリュームで歪まないように調整します。
また、VOL1/VOL2でバランスを調整したうえで全体のボリュームを調整する、いわばマスターボリューム的にも使うことができます。
Stereo Delay Chorus セクション
・D.LEV
ディレイ音のボリュームを調整します。原音に対するディレイ音のバランスを調整するほかコーラスとして使う場合は、コーラス効果の
強さを調整することにも使用します。
・OUT LEV
エフェクトON時の音量を調整します。エフェクトOFF時の音量とのバランス調整に使用します
・D.TIME
原音に対するディレイ音の遅延時間を設定します。左に回すと短く右に回すと長くなります
コーラスとして使用する場合基本的にはは短めに設定します。
・F.BACK
ディレイ音を入力側に戻す(フォードバック)量を調整します。フィードバック量が大きいほどディレイ音の繰り返しが長く続きます。
右に回すほどフィードバック量が多くなりますが、最大付近では発振状態になりますのでご注意ください。
・SPEED
コーラス効果に使用します。コーラスのうねりのスピードを調整します。
・WIDTH
コーラス効果に使用します。コーラスのうねりの深さを調整します。
うねりのスピードが速くまた深さが深いほどコーラス効果が強くなりますが深くしすぎると音程がとれなくなったりクドイ音になったりするので
ご注意ください。
機能詳細は個別のエフェクターと同じですので、各紹介動画をご覧ください。
・Super Distortion
https://youtu.be/CsybtvO_cus・DUAL PARAMETRIC EQUALIZER
https://youtu.be/XBkjWGPg9-0・Digital Stereo Delay & Chorus
https://youtu.be/reJ0LrT3Cp8またご参考として前バージョンのBE-1を製作した経緯・サウンドデモ等の動画もご覧ください
https://youtu.be/gqodptdkTfsご注意)
・DIYによる自作品ですのでメーカー品のような綺麗な外観ではありませんので外観に関するクレームはご容赦ください
・試奏用の電池を搭載していますが、できるだけ早く新品の電池と交換願います
・梱包サイズは60サイズになります。他の落札品を同梱する場合は改めてご連絡します。
※梱包材にはリサイクル品を使用することがあります
・大きさは 幅200mm × 奥行170mm × 高さ90mmです
・12V INに接続するACアダプターは12Vセンター+の物を使ってください
「極性統一」または「EIAJ」の「タイプ4」というプラグのものが適合します
(市販のものではI/O DATAのUSL124-1220とCASIOのAD-A12150LWが適合することを確認しています。
CASIOのAD-A12150LWは現在でも購入可能なようです。またUSL124-1220は「センターピンあり」と「センターピンなし」の
2種類あるようですので、必ず「センターピンあり」の方を使用してください。)