この他にも小説、思想書、人文書、エンタメ、SF、ミステリ、古雑誌など出品しております。 #二千二十三零八
【内容紹介】
私立の幼稚園、中学校、高校、大学、短大、大学院を経営する学校法人稲置学園の創設者である稲置繁男初代理事長の足跡を、娘であり、現理事長である著者が語り口調でつづったエッセー集。繁男氏の生誕100年記念出版。
現在の稲置学園のかたちは、繁男氏一代でほぼ形づくったものである。その源流は京都での教員生活であり、珠算簿記学校の設立だった。「誠実」をモットーに教育一筋の人生を送り、その教育理念は娘との会話のなかでも、たびたびこぼれてきた。本書はそのやりとりや、繁男氏が生前書き残した記述などを拾い上げ、氏の教育理念や学園が目指す方向性などを浮かび上がらせている。
第1章 父と娘のないしょ話(茶の間でふたり;父を早くに亡くした父;京の手相見;戻ってこなかった友;となり村のお嬢さんと;産声を上げられなくて;三歳で見た三途の川;先斗町での散財;父と新聞;叱られなかった失敗;父は電話交換手)
第2章 父の背に見た誠実(御所の名士;実践第二から星稜高校へ;幼稚園は難しい;大学はもっと難しい;苦学生へのまなざし;受賞歴の向こう側に;父の背に学んだ夫;いまも父の声を聴きながら)
第3章 『星稜サ・エ・ラ』に寄せて(そして明日からも(創刊号)
新年あけましておめでとうございます(第4号)
新年を迎えて(第8号)
より良い教育と健全な学園の発展を(第12号))
第4章 建学の精神は輝く(総務課長の“美弥ちゃん”;稲置学園の理事長に;星陵女子短期大学の学長に;銅像になった父と話すこと;私学はますます私学であるべき
以下写真参照
学校法人稲置学園は、石川県金沢市にある学校法人である。現在、大学1校・短期大学1校・高等学校1校・中学校1校・幼稚園2園を設置・運営する。「稲置」の名は、創設者である稲置繁男。のちの学園理事長の美弥子は長女)の名にちなむ。元々は戦前に創設された簿記学校を前身に実践商業高等学校・学校法人稲置学園が設置されていたが、その後増設した実践第二高等学校→星稜高等学校を学校法人稲置財団に移管。
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