ごく普通の農民が選択している兼業化と都市的生活様式とを、それぞれの地域的環境のなかで、新しい要素をどのように取り込みながら、旧い要素と組み合わせ生活の知恵を発揮しているのかを検討。
農村の兼業化は、経済的な安定をもたらし、地域の文化や社会構造にも影響を与えます。本書はその重要性を強調し、実証的なデータを基にした分析を行っています。
東アジア農村の兼業化についての研究をまとめたもので、持続可能性への展望を提供。農業の変遷と影響を考察、地域社会の発展に寄与する要因を探ります。
「東アジア農村の兼業化 村落社会研究 (第40集) 」
単行本 – 2004/11/1
日本村落研究学会 (編集)
¥6076
目次(一部抜粋)
21世紀東アジア農村の兼業化と持続性への展望
日本農村理解の比較対象としてのアジア農村の浮上
兼業化の状況:事例調査村の比較を通して
日本農村の兼業化とその持続性への展望
農村地域をめぐる環境変化
兼業化メカニズムの基本的枠組み
兼業化・混住化の評価パラダイム
中国華北農村の農家経営と兼業化
兼業化と農家経営
韓国の構造変動
韓国農業の創造
東北タイ農村の兼業化と持続性への展望
工業化の進展
都市化の状況
インドネシアのスハルト体制下における農業と農家の変容
スハルト体制下の農村統治と一九九〇年代前半までの農業・農村開発政策
米自給化達成以降の農家と農業の変容
ジャワ農村の事例
三農問題
中国農家の兼業問題
ベトナム紅河デルタにおける農業生産システム
合作社レベルの農業生産システムの変化
農業生産システム
史学・経済史学の研究動向
下向きの農業・農村史と上向きの村落研究
なぜいま日本近現代の村落研究か
農業経済学の動向
農業政策・農業構造問題に関する研究
食の安全・環境問題に関する研究
社会学・農村社会学
地域共同性の問題、住民意識とエートス
食の安全と食料政策
六農民知の歴史社会学
環境と資源、グリーン・ツーリズム
外国研究
フランス農村史
農村人口史
***綺麗ですが経年など中古品にご理解ある方のみご検討ください。