ハイドン
①交響曲 第88番 ト長調 Hob.I: 88 《V字》
②交響曲 第92番 ト長調 Hob.I: 92 《オックスフォード》
指揮:レナード・バーンスタイン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1984年、1985年 ライヴ
パリ交響曲とロンドン交響曲の狭間に作曲された2曲の傑作を収録した一枚です。バーンスタインは、ウィーン・フィルの艶やかな表情と豊かな歌を見事にひきだし、ハイドンの交響曲特有の明るい生命感のみずみずしさや情感の温かい豊潤さを表現して古典派交響曲の典型を示しています。どれもバーンスタインとウィーン・フィルの深い信頼関係がうかがい知れる名演です。格調高くおおらかな演奏で「ハイドンはやっぱりいい曲だなぁ」とあらためて思い、幸せな気分に浸れます。録音も最上です。
ウィーン・フィルとのハイドンはバーンスタインらしく颯爽として、音楽をする喜びに満ち溢れ、活力みなぎる音楽に仕上がっている。ウィーンの伝統を土台にしつつ格調高く、かつ温かく包容力があり、情熱のこもった名演です。
交響曲 第88番《V字》はフルトヴェングラーやワルターも録音していた名曲です。最近では、ハイドンはあまり人気がありませんが、このような名曲を聴けば、ハイドンを見直していただけるのではないでしょうか。『V字』という愛称の由来は、ハイドンの生前にハイドンの交響曲選集の第2集(全23曲)を出版した際に、各曲に「A」から「W」までのアルファベット一文字からなる整理用の番号が印刷されていたのが愛称としてそのまま残ったもので、交響曲自体の内容は全く関係がありません。
交響曲第92番 《オックスフォード》の特徴は、何と言ってもそのスタイリッシュなフォルムにあります。それによって格調の高さが生まれ、田舎臭さもなく、まさにイギリスのオックスフォード大学の学位授与式に持っていくに相応しい交響曲になっています。ハイドンらしい創意工夫も見られますが、他の番号に比べると保守的で、中でも緩徐楽章は交響曲第104番『ロンドン』を想起させる完成度の高さです。
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