イル・ジャルディーノ・アルモニコBOX(11CD)
11枚のCDに収録されたバロック音楽の名曲集。
一部CDに線傷がありますが
再生には問題ありません。
神経質な方ご遠慮ください。
1985年にジョヴァンニ・アントニーニらによってミラノで結成された古楽アンサンブル「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」は、自由な演奏の多いイタリアのグループの中でも特に大胆な演奏が多いことで知られていました。
CD1「イタリア初期バロックへの旅」(2000年)
これはとても良いです。様々な作曲家の小品を劇的な演奏で並べていて、イタリア風俗画の展覧会を見ているような楽しさに満ちています。
CD2「バロック期ナポリの室内楽」(1994年)
D.スカルラッティのマンドリン協奏曲が軽快で良いです。小編成のためか、全体に軽めの印象です。
CD3「クリスマス協奏曲集」(1991年)
全体的に優しい演奏ですが、トレッリの協奏曲が大胆です。
CD4「ヴィヴァルディ室内協奏曲集」(1992年)
まずは「海の嵐」で度肝を抜かれます。過激バロック全開で、超特急の急楽章、空気を切り裂くようなスタッカート。オーソドックスな演奏はほとんどなく、最も刺激的な1枚です。
CD5「ヴァイオリンとチェロのための協奏曲集」(1995年)
とても優雅です。ヴィヴァルディのRV552で、2台のヴァイオリンが鳥のさえずりを模した演奏が楽しいです。
CD6「ヴィヴァルディ/リュートとマンドリンのための協奏曲集」(1993年)
メリハリを強調した、アルモニコらしい演奏。RV558は、ソロ楽器が多種で華やかです。
CD7「四季」ほか(1994年)
伸縮自在のテンポと劇的なアンサンブル。春の喜びを唄う鳥の声のようなヴァイオリン。大胆ですが楽しい「四季」です。
CD8「戦いと嵐/ビーバー&ロック作品集」(1998年)
メリハリの利いた演奏。ビーバーの、様々な動物の声を模した曲が楽しいです。
CD9「バロックHITS」(2001年)
様々な小品を軽快で表情豊かに演奏していて楽しいです。
CD10,11「ブランデンブルク協奏曲」(1997年)
弾むような弦楽、吼えるホルン、輝かしいトランペット、優雅な木管・・快速で歯切れ良く、明るい演奏です。