旧ソ連製made in USSRのカメラ・ロモRomo のSmena 8M からT-43レンズ40 mm f4 を外し、Sony NEX-Eフルサイズカメラ用に改造したものです。なお、レンズシャターレバー、レンズシャター羽根は取り除いています。
標準50mmでは無く、敢えて40mmレンズが好きなので作りました。この40mmレンズには、オリンパスTrip35の40mm f2.8、コニカヘキサノンの40mm f1.8やライカCL用の40mm f2等の名レンズが幾つかあります。
絞りはレンズ前面にある小さなレバーでf4〜16に調節出来ます。ピントはレンズ鏡胴にあるように0.9m〜♾️表示通りで、無限♾️が合うように製作しています。レンズ内側は艶消し塗装しています。
ペンライトで見ると、本レンズはカビ、クモリ無く綺麗です。但し、古いレンズなのでペンライトで見れば極僅かなチリはみられます。目視では分かり難いです。
レンズ後端はNEX-E金属マウントを利用して接着固定しています。
本レンズを手持ちのSONY α7IIに付け、カラーSTDとB&Wでf8、無補正で撮影した写真が最後にあります。レンズ描写の特徴を見るため、敢えて逆光で撮影しました。
ロシア製レンズはバラツキがあると言いますが、本レンズのコントラストはやや強めですが、他のロシア製レンズよりも強くないと思います。なお、カメラ側は、絞り優先オート、シャッターレリーズ許可にセットして撮影しています。
開放から使えるレンズですが、絞りf5.6-f8がお薦めです。切れ込みが良く、抜けの良い描写なのでゾナーに近いかと思います。但し、本レンズだけの評価であって、他の同じロシア製レンズでは分かりませので。当たり外れがあるのもロシア製レンズなのです。
改造レンズですが、外観からも分かるように非常に美しく改造出来たものです。
NC, NRでお願いします。
我が家の防湿庫には1000本ものレンズが眠っています。遺品整理となる前に処分しています。手放す理由はプロフをご覧下さい。