『あの、夏の日
〜とんでろ じいちゃん〜』('99日本)
大林宣彦監督の映画作品。
1998年の尾道市制100周年を記念し、“新尾道三部作”と称して“尾道三部作”(『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』)に倣った尾道を舞台にする3映画作品が制作されることになり、それに伴い『ふたり』『あした』に続く最終作として制作された作品。原作は山中恒の小説『とんでろ じいちゃん』
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おじいちゃんに痴呆の症状が見られるということを知った大井由太の両親は、おじいちゃんのお見舞いに行こうとするが、2人とも仕事が忙しくて行けず、その代わりに孫の由太が夏休みの間、尾道にいるおじいちゃんのもとへ行くことに。
「わしはボケとらん!」と言い放つおじいちゃんとスイカを食べたり花火をして尾道の夏を過ごしていく由太はそこで不思議なことをたくさん知ることになる・・・・・
思春期の少女が主人公だったそれまでに制作された尾道シリーズとは違い、本作の主人公は老父と孫。シリーズ定番の非現実で漫画的な展開は、よりファンタジックでコミカルな方向となっていて、変わらない尾道の風景にありながら、尾道シリーズ異色の最終章。
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レンタル落ちDVDです。
市販のケースに入れ替えておりますが、ジャケットのスレや色褪せ、管理シール、ディスクの細かいキズなど、多少の使用感はあるかと思います。再生確認済。