ノリントン&LCPのハイドン交響曲集
1993年にノリントンがEMIにセッション録音した3枚のハイドン交響曲アルバムをCD2枚に収録。
ノリントンは当時、1978年に設立した自らの古楽器オーケストラ「ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ」を率いた数々の斬新な演奏で話題を呼んでおり、ノンヴィブラートの弦楽に、古雅な木管、そしてときに凶暴なまでの爆発をみせるロバート・ハウズのティンパニにより、独特の世界を創出、古楽器ファンを大いに沸かせていたものでした。
今回登場するハイドンは、40数名という中規模編成により、ハイドン晩年の傑作である6曲の交響曲を演奏したもの。セッション録音だけに音質は優秀で、ハイドン後期作品ならではの多彩なテクスチュアと語法の魅力を十分に堪能することが可能です。
なお、99番と100番のアルバムに組み合わされていた4分ほどの序曲は、収録時間の関係でカットされています。
【収録情報】
CD1
・交響曲第99番変ホ長調 Hob.I.99
・交響曲第100番ト長調『軍隊』 Hob.I.100
・交響曲第101番ニ長調『時計』 Hob.I.101
CD2
・交響曲第102番変ロ長調 Hob.I.102
・交響曲第103番変ホ長調『太鼓連打』 Hob.I.103
・交響曲第104番ニ長調『ロンドン』 Hob.I.104
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
ロジャー・ノリントン