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『縄文遺物と現代美術 考古学から生まれるアート』堀江武史著

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「伝える術」に長けた美術を援用して、伝える術の限られた考古遺物を面白く伝えようとした堀江武史の作品案内である。私淑する音楽家の坂本龍一さんのことも書いたのだが、思いがけずご本人から肉筆の手紙という反応があった。古谷嘉章さんには高著『縄文ルネサンス』(平凡社、2019)の表紙に、ここに掲載した写真「ウルトラ・スカルプチャー」を使ってもらえた。これに勝る喜びはない。 縄文ルネサンス  小林達雄(考古学) 仕掛け罠としての<制作+展示>  古谷嘉章(文化人類学) アート&アーケオロジーのmade in JAPANをつくる  安芸早穂子(画家) Artと遺物と堀江武史  石原道知(縄文土器修復技術者) Artwork  堀江武史(文化財修復家) (以下抜粋) ・「縄の器」博物館1Fにある器の縄がほどけて館内をめぐり、3Fの縄文土器に到る ・「石を切る もう一つの縄の使い方」糸切り技法、トクサ使用をクローズアップ ・「おくりもの ここにはないものをあなたに」土偶は、ない部分のほうが大事かも ・「ムラの風景」縄文人に倣い、樹皮で2mm幅の帯紐を作って赤漆を塗る ・「火の力に、石は応える」石棒材料大山石の魅力は加熱すると輪切りになるところ ・「なめとこ山(くまになったぼく ぼくになったくま)」土器で煮て食べたクマ、と私 ・「るうびんの壺」凸部はヒトや植物に見える文様、凹部はるうびんという平仮名の土器 編著者:堀江武史 國學院大學文学部卒業。府中工房(文化財修復・複製)主宰。単著『縄文人の石ひろい 美は生きていくための喜びという糧』日仏バイリンガル版(aesthetics editions, France 、2025)、共著『縄文の断片(かけら)からみえてくる 修復家と人類学者が探る修復の迷宮』(古子烏舎、2023)ほか。アートと考古学展『LA CULTUR ROMAINE INSPIRE les conservateurs-restaurateurs HORIE Takeshi ISHIHARA Michitomo』(Vaison-la-Romaine, France、2025)ほか。 編集・発行:堀江武史(府中工房) 発行日:2018/4/20 言語:日本語 ページ数:27ページ 寸法: 15㎝×21㎝×0.2㎝
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