リ*ー様 カラーパープル　スピルバーグ最高傑作　ブルーレイ　国内版

劇場で初公開された時、人目も憚らず号泣したことを覚えています。この後『太陽の帝国』を発表し、SFばかり撮り上げる巨匠のイメージが吹き飛びました。アカデミー賞が、大成功している作家に名誉まで与えてなるものかと、この作品を完全無視を決めつけ、無冠に終わらせたことが、自分の心の中でも『大人は汚い』と刻み込まれた瞬間でもあります。 黒澤明監督も、大絶賛のコメントを寄せておりました。　 国内正規版ブルーレイとなります。 【wiki】 『カラーパープル』（The Color Purple）は、1985年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はスティーヴン・スピルバーグ、出演はウーピー・ゴールドバーグとマーガレット・エイヴリーなど。原作はアリス・ウォーカーの同名小説。スティーヴン・ジェイ・シュナイダーの『死ぬまでに観たい映画1001本』に掲載されている。 第58回アカデミー賞で、作品賞を含む10部門で候補（助演女優賞で2人あがったので11候補）にあがった。しかし、無冠に終わっている。スピルバーグの監督賞候補入りにも至らなかった。一説には、娯楽映画を一貫して作り続けていたスピルバーグが賞狙いに走ったことに対する会員の拒否反応や、「黒人の心を理解していない黒人映画」という反感があったのでは…と言われている。しかし、映画の完成度は前述のアカデミー賞候補にあがったことからも見られるように、非常に高い。 ウーピー・ゴールドバーグはこの作品で映画デビュー。アリス・ウォーカーがサンフランシスコの舞台に立っていた彼女を見て主役に大抜擢した。明るく陽気なイメージとは正反対の静かな演技を披露し、演技力の高さと器用さを見せ、映画デビュー作にしてアカデミー賞の候補となった。また、司会者として知られるオプラ・ウィンフリーもこの作品が映画デビューである。 音楽はクインシー・ジョーンズが担当。その理由は、本作ではブラックミュージックが重要な要素となっているためである。スピルバーグは『E.T.』が大ヒットした後、次回作について問われると、ジョーンズと一緒にミュージカルを作る構想があると語っており、このことは『E.T.』のサントラ盤のライナーノートに記されている。その企画がこの映画に変わったという経緯もある。