『名前をつけてやる』について、スピッツの2枚目のオリジナル・アルバム
アーティスト:スピッツ
アルバム名:名前をつけてやる
発売日:1991年11月25日
レーベル:ポリドール(Polydor)
総時間:約38分46秒
収録曲数:11曲
1. ウサギのバイク
2. 日曜日
3. 名前をつけてやる
4. 鈴虫を飼う
5. ミーコとギター
6. プール
7. 胸に咲いた黄色い花
8. 待ちあわせ
9. あわ
10. 恋のうた
11. 魔女旅に出る
デビュー・アルバム『スピッツ』を経て、反省点を踏まえプリプロダクション(レコーディング前の準備)をきちんと行って制作された。
音楽性・スタイル:シューゲイザー的な要素や、80〜70年代のポップ/ロックの要素などを取り入れていると評価されており、「歌謡曲」と「ロック」「ノイズ」「メロディアスな音響」の混ざり合いが特徴。
歌詞:草野マサムネの独特な詩の世界が強く出ていて、比喩や抽象的表現が多く、「名前をつけてやる」などの表題曲でも、「そこら辺の猫や草木に名前をつけてやる」というように、身の回りのものへの“擬人化”や“意識を向ける”視線があると言われてる。
アレンジ・サウンド:このアルバムで初めてストリングスを取り入れた曲(「魔女旅に出る」など)がある。
このアルバムはスピッツの初期作品の中で、ファン・批評家から評価が高いものの一つ。広告性や流行を追うというより、バンド自身の音楽性や詩の世界観を追求した作品で、後年のスピッツスタイルに繋がるエッセンスが多く含まれているという見方もある。
昔のファンからは「名盤」と呼ばれることもあり、アルバム全体を通して聴くと世界観が統一されて感じられる、という声がある。
バンド名:SPITZ(スピッツ)
ジャンル:ロック/ポップロック
草野正宗(ボーカル・ギター・作詞・作曲)
三輪テツヤ(ギター)
田村明浩(ベース)
﨑山龍男(ドラム
メロディアスで透明感のあるサウンドが特徴
草野正宗の独特な歌声と詩的な歌詞
日常の感情や自然、恋愛などを題材にした曲が多い