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※ケースに日焼けあり
ーインストルメンタルによる日本の抒情ー
Japanese Lyrics by Orchestra NIPPON NO JOJOU
収録曲
1.浜辺の歌
2.椰子の実
3.この道
4.城ヶ島の雨
5.早春賦
6.夏は来ぬ
7.故郷
8.赤とんぼ
9.さくら貝の歌
10.夏の思い出
11.波浮の港
12.ペチカ
13.浜千鳥
14.平城山
15.花
16.砂山
17.小さい秋みつけた
18.雪の降る町を
19.花の街
20.荒城の月
東京レディス・オーケストラ
WITH ENGLISH LINER NOTES
曲解説カード付き
作曲:成田為三、大中寅二、山田耕作、梁田貞、中田章、小山作之助、岡野貞一、八洲秀章、中田喜直、中山晋平、弘田龍太郎、平井康三郎、瀧廉太郎、團伊玖磨
編曲:伊藤幹翁、藤原豊、岩河三郎、坪能克裕
●解説
19世紀後半になって初めて西洋音楽をとり入れた日本は、最初はヨーロッパやアメリカの曲に日本語の詩をつけて歌っていました。日本人の詩に日本人自身が作曲した歌曲が欲しいと考えた人たちは、日本の一流の詩人たちが発表した詩に、習得したばかりの西洋の音階を使って精力的に作曲しました。
一般の国民は、それまでの伝統的な日本音楽になれ親しんでいたので、西洋の音楽に対して最初はかなり違和感を抱いたに違いありません。しかし、当時の日本政府は学校教育の音楽の時間に積極的に西洋音楽を教える方針をとり、国民も次第にこれに同化されていきました。
ここに収められた20曲は、西洋音楽が日本に移入されてから約半世紀たった今世紀の前半に作られた曲ばかりです。いずれの曲も小・中学校の音楽の教科書に掲載され、ラジオやレコードによっても全国へ広まって、日本国民なら誰でも知っている愛唱歌となりました。これらの曲に対する日本人の気持は、丁度アメリカ人にとっての一連のS.C.Foster の作品、アイルランド人にとっての Londonderry Air、スコットランド人にとってのAnnie Laurieなどと同質のものと言えましょう。