この可愛らしいピンクの玉のような花を咲かせている植物は、**ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)**ですね。
ヒマラヤ原産のタデ科の植物で、明治時代にロックガーデン用の観賞用として日本に持ち込まれました。現在では、道端や石垣の隙間などでもよく見かけるほど、非常に丈夫で親しみのある植物です。
この植物の特徴を分かりやすくまとめました。
ヒメツルソバの特徴
花: 小さな花が集まって、直径1cmほどの金平糖(こんぺいとう)のような球形になります。色は咲き始めがピンクで、徐々に白っぽく変化していきます。
葉: 葉にはV字型の暗い模様(斑)があるのが特徴です。秋から冬にかけて、寒さに当たると写真のように鮮やかに紅葉し、ピンクの花とのコントラストが非常に美しくなります。
性質: 「ツルソバ」の名のとおり、茎が地面を這うように広がる(匍匐性)ため、グランドカバーとして人気があります。非常に強健で、一度根付くとどんどん増えていきます。
育て方のポイント
日当たり: 日当たりの良い場所を好みます。
寒さ: 霜に当たると地上部は枯れてしまいますが、根が生きていれば春にまた芽吹きます。
注意点: 繁殖力が非常に強いため、放っておくと他の植物のエリアまで侵入してしまうことがあります。広がりすぎた場合は、適宜刈り取ってコントロールするのがコツです。
この植物は、冬の寂しくなりがちな庭を明るく彩ってくれる頼もしい存在です。
もしご自宅で育ててみたい、あるいは手入れの方法などを詳しく知りたい場合は、さらにアドバイスを差し上げることもできます。いかがでしょうか?