実践で差がつく! 「ゴミ・異物不良」改善術

私たちの生活、世の中を支える製品をつくる過程で、不良をいかに減らすかは今も変わらない大きな課題となっており、ものづくりにおける不良の多くが、「ゴミ・異物」に起因しており、半導体や電子部品などの分野においても、同様の問題を抱えているのが現状です。 ものづくり大国日本が抱えている課題に対し本書は、クリーン環境および一般環境の清浄化環境（クリーン環境）構築の基礎から筆者が実際に見て経験したリアルな「良い事例」や「悪い事例」を記してあります。 また、専門的分野で難解になりがちな点もオリジナルのキャラクターを用いたイラスト仕立てで、図解なども分かりやすい解説を記載してあるため、直ぐに理解し現場へ落とし込むことができる一冊となっています。 【著者紹介】 1971年に映像、印刷機などの電子デバイスを手掛ける大手企業へ入社し、数年後新規事業の立ち上げプロジェクトへ参画することでクリーンルームやクリーン化技術に出会い、そこから28年間に渡り日本国内だけではなく、マレーシアや台湾などの海外事業立ち上げや支援など様々なクリーン化技術業務に携わってきました。その後、その知識を元手に独立起業し、現在も多くの現場でクリーン化技術を伝えるコンサルタントを行っています。 【目次】 第1章　ゴミ・異物の本質を知ろう 　1.ゴミ・異物とは何なのか？ 　2.異物不良の発生メカニズム 　3.ゴミ・異物の見る化のススメ 第2章　気流をてなずける知恵、授けます。 　1.てなずける空気とは？気流とは？ 　2.気流の性質についてのABC 　3.気流の見える化について、しっかりと考えよう 　4.良い清浄環境について考えよう 　5.クリーン化事例とノウハウ集 索引＆用語解説と補足 あとがき