花村萬月 文庫本 4冊セット バラ売りOK
まだ十分お読みいただけますが
ヤケ、傷、汚れあります。
★即購入、無言購入OK
《紫苑》
天涯孤独の美少女、紫苑は修道院で育てられた。彼女が神の名のもとに修得したものは殺人の技術だった。神父の命に従い政府要人を密殺する紫苑。しかし彼女は常に狙われていた。心を許していたマンションの管理人も実は彼女を狙う暗殺者だった。不安と絶望の中、カメラマンの伊東と出逢い、惹かれていく。
《♀♂》
「ねえ、息してる?」はじまりは沙奈のささやきだった。中年の作家、情さんは亀頭のおもむくまま、複数の女のもとを渡り歩き、交わるだけの日々を送っている。妄想に立ち現れる、ありとあらゆる性のかたちを試し、ひたすらやりまくる。本能と本性、性と死を描きつくした長篇小説。
《惜春》
汚れた女と愚かな男、雄琴ソープ街に春は…新宿の暴力バーで働いていた童貞の青年・佐山は、ヤクザな客・栃憲の口車に乗せられ、雄琴のソープランドでボーイをする。ソープ嬢らとの理不尽な日々の果ては。
《ジャンゴ》
哀しく、それでいて熱い旋律。沢村がつま弾く音に、麗子が目を付けた。麗子は沢村が世話になっているヤクザ者・山城の溺愛する妹だった。麗子は美女の自殺志願者だった。そして、麗子は悪魔だった―。沢村はたった一度の麗子との快楽の代償として、ギタリストの命である指を失った。