最寄りの店舗で直接購入した専門書です。
≪ 序文 ≫
本書は,専門職としての看護の原理・過程・機能を明確化している。しかも,実際の看護の場においてこの原理・過程・機能を統合している。したがって,本書は,専門職業人としての看護婦の明確な役割を描き出してもいるし,看護の系統的研究の基礎となるものをも提供している。つまり看護婦が患者に対して,また患者の状態を左右する過程において,いかなる影響を及ぼすものであるかについて言及しているのである。
本書に述べている理論は,実際の看護の場と教育の場における体験をもとにして研究が進められ,生み出されたものである。したがって,この看護実践の理論は,あらゆる看護の分野ーー内科・外科・産科・精神科の看護,成人の看護,小児の看護,さらには家庭・病院・診療所における看護において効果的に応用できるものであると確信している。看護学生はこの理論を臨床実習の中で試みられるよう,看護婦の方々はさまざまな現場の中でこの理論の妥当性をためされるよう,私たちは願っている。
1958年9月
アイダ・ジェーン・オーランド
表紙には細かな傷みや擦れ跡が少し見られますが、中身のページは至って綺麗です。
極美品の状態かと思われます。
【商品仕様】
●タイトル : 看護の探究 ダイナミックな人間関係をもとにした方法
●著者 : I.J.オーランド【著】/稲田 八重子【訳】
●出版社 : メヂカルフレンド社
●発売日 : 1997年2月10日 第1版第92刷(1964年9月25日 初版)
●ページ数 : 155ページ
●目次 :
序文 1
謝辞 4
Ⅰ 専門職業人としての看護婦の課題 8
Ⅱ 看護に関連する患者の不安・苦しみ 21
身体上の制約 22
医療における否定的反応 31
ニード伝達の不能力 42
Ⅲ 看護における実践の原理 4
看護資料 54
看護過程の三要素 62
患者の行動 62
看護婦の反応 68
看護婦の活動 101
Ⅳ 看護における問題点 115
問題の発生と展開 115
無意味な看護活動 120
障害となる患者の行動 130
解決方法と防止策 140
訳者のことば 153