リスト
①ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
②ラ・カンパネラ
③パガニーニの主題による大練習曲 S.566から)
④献呈 S.566(シューマン作曲/リスト編曲)
⑤愛の夢 第3番 S.541、タランテラ
(巡礼の年第2年補遺から)
⑥リゴレット・パラフレーズ
ユンディ・リ(ピアノ)
録音:2002年10月 ベルリン〈デジタル録音〉
2000年ショパン国際ピアノ・コンクール第1位のユンディ・リのセカンド・アルバム。テルデック・スタジオにて行われたレコーディングは、リストのピアノ・ソナタロ短調を中心に数々の美しい小品を集めたリストの作品集です。19世紀、最大のピアニストと称されたリスト。そして高度なテクニックと解釈を必要とされるこれらの作品に対峙したユンディ・リは、作品の本質を見事に突き、彼ならではの若々しく溌剌とした演奏を聴かせます。聴く者に喜びと感動を与える演奏といえるでしょう。
『音の粒立ちが大変綺麗で魅力的。劇的な表現もありながら、全体的に叙情性が際立ったソナタ。そしてなんといっても、カップリングされた小品たちがどれも大変素晴らしい。』
『期待していた以上の出来です。リストのソナタというと劇的で重量感溢れるイメージがあったのですが、むしろ美しさが際立つ演奏が新鮮でした。ファーストアルバムのショパン第3ソナタ解釈の延長上にあるのではないでしょうか。』
『深みはないけれど、若さ故かあふれる高揚感と華やかさは天下一品。 まさに「ブリリアント」という言葉がぴったりの、アイドルピアニストらしい輝いた演奏は、本当に純粋に音楽の楽しさを体感させてくれる。 リゴパラはこれを超える演奏は過去にも、そして今後も現れないのではないだろうか。 そしてブリリアントな面だけでなく、繊細さもすばらしい。 こんなにリストを優しく歌えるピアニストはなかなかいない。 ひとつぶひとつぶを本当に心を込めて弾いてるのがはっきりと感じられる。 さすがはショパコン1位のピアノの詩人。 彼にそもそも重厚さや深みを求めるのが間違いなのでしょうね。 彼は最高の甘く輝かしいアイドルなのですから。』
国内盤、帯無し、盤面傷無し。