ギュンター・リュッツオウ(Gunther Lutzow)大佐はドイツ空軍のエース・パイロットで、スペイン内乱、西部戦線、東部戦線の各空域で活躍し、合計110機の敵機を撃墜した撃墜王です。リュッツオウはアドルフ・ガーランドと行動を共にし、空軍最高司令部に反抗したと判断され、1944年「イタリア戦線戦闘航空兵指導官」に左遷されています。その後、リュッツオウはガーランドが編成した初のジェット戦闘機部隊である第44戦闘団(JV44)に参加しましたが、1945年4月米爆撃機B-26を迎撃する戦闘中にドナウヴェルト上空で行方不明となっっています。
写真のマークは「第54戦闘航空団(JG54)グリュンヘルツ(緑のハート)」です。第54戦闘航空団(JG54)グリュンヘルツ(緑のハート)はドイツ空軍の戦闘航空団の一つでヴァルター・ノヴォトニー、オットー・キッテル、ギュンター・リュッツオウらが所属し、第52戦闘航空団に次ぐ第二位である9,600機の撃墜数を記録した戦闘機隊です。ポーランド戦、西部戦線、バトル・オブ・ブリテン、バルカン半島、東部戦線と多方面空域で戦闘に従事しました。
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