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2017年新規リマスター。廃盤名盤ハイブリッドSACD2枚組。
画像1は画像2以降の本商品SACDのリマスター対象のLPジャケットです。
元々紙スリーブにCD収納するタイプのケースですが、紙で擦れて盤面に傷つくのを防ぐため別途プラケースにてディスク保管しています。
発送の際もプラケースにディスク入れておきます。
盤面状態、ケース状態共に良好。
演奏、録音共極めて上等で迫力があり、西部の娘で今後もこれ以上の録音はないだろうなと思わせるだけの名盤です。
西部の娘はプッチーニの曲目の中では有名ではない方ですが、曲の出来が悪いわけではなく、むしろ大傑作です。当時の現代音楽、すなわちドビュッシーの全音音階や十二音音楽を始める前の無調時代のシェーンベルクの影響をそこかしこに聴き取ることがあでき、またそれをロマン主義的ないわゆるプッチーニらしいキャッチーな旋律と上手く折衷させており、プッチーニが挑戦する大作曲家であることを改めて教えてくれる素晴らしい作品です。また昔のハリウッド映画の音楽のような旋律も度々聴かれ、一般での認知度はともかく、ワグナーやドビュッシーよりこの作品の方ががいかに直接に後世の作曲家たちに大きな影響を与えたかは計り知れないです。
メータが1977年に収録したプッチーニの歌劇『西部の娘』がPENTATONEのリマスタリング・シリーズに登場します!
『西部の娘』はゴールド・ラッシュ時代のアメリカ西部の鉱山町に咲いた酒場の女主人ミニーとジョンソンの純情を描いた作品で、アメリカ俗謡の旋律やリズムが使われています。ネブレットの美声と全盛期のドミンゴの力強い歌声が印象的で、当時40代のメータが展開する色彩豊かでダイナミックな熱演を聴くことができます。
名演にして名録音である当演奏がポリヒムニア・インターナショナルによる丁寧なリマスタリングで聴けます。
キャロル・ネブレット(ミニー/ソプラノ)
プラシド・ドミンゴ(ディック・ジョンソン/テノール)
シェリル・ミルンズ(ジャック・ランス/バリトン)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)
録音時期:1977年6月ステレオ