「いじめサインの見抜き方」
加納寛子
#加納寛子
東京学芸大学・大学院修了,早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。山形大学准教授。新しいメディアと人との関係,ネットいじめやサイバー犯罪,情報リテラシー教育について研究。
#エンタメ/ホビー
#本
#人文/社会
#BOOK
出版社 金剛出版 (2014/7/8)
発売日 2014/7/8
言語 日本語
単行本(ソフトカバー) 192ページ
ISBN-10 4772413731
ISBN-13 978-4772413732
寸法 15 x 1.7 x 21 cm
いじめを解決する鍵はどこにあるのか――。いじめは常に起きており,多様化しながら子どもたちを取り込んでいる。無視,からかいから暴力行為にまで及び,果ては子どもの心や命を危機にさらすこともしばしばだ。SNSは新たな“いじめツール"となり,いじめそのものもエンターテインメント化している。これら現代的いじめの特徴を踏まえ,深刻な事態に陥らないよう解決を図っていくためには,早期発見と早期対処しかないと著者は言う。こうした問題意識から,子どもたちから発せられるさまざまなサインをキャッチし,早期解決のための手立てをまとめたのが本書だ。第1部では,従来型のいじめはもとよりネット社会におけるさまざまないじめの諸相を15章にわたり解説し,第2部では机,持ち物,表情や言動,そしてSNSなどから予兆を見つける手法を明らかにする。第3部では,関係機関との連携も含めた具体的対応策を提示した。読み進んでいく各章ごとに,読者はいじめの見とりと手立ての鍵を手に入れていくことになるだろう。