カルロス・パイタのリヒャルト・シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」
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商品説明
カルロス・パイタ(指揮)/フィルハーモニック交響楽団 録音年月日不詳(ライヴ) LODIA 【スイス輸入盤】 アルゼンチン出身の異色の指揮者カルロス・パイタ(1932-2015)。フルトヴェングラーに深く傾倒して指揮者を志し、アメリカ留学中にはアルトゥール・ロジンスキに師事、帰国後はオペラを中心に活動しました。英Deccaへのワーグナー管弦楽曲集がフランスのACCディスク大賞を受賞したことでも知られています。資産家としての経済的自由を背景に、既存の評価や流行にとらわれず自らLODIAレーベルを立ち上げて独自の演奏を次々と録音したことも、パイタという指揮者の特異性でしょう。 そのパイタの個性が強烈に表れているのが、この「英雄の生涯」です。リヒャルト・シュトラウスの巨大なオーケストレーションを端正に整理するというより、ダイナミックで誇張された表現と猛烈な音のうねりによって一気に描き出す、実にパイタらしい演奏です。意味深な間合いを挟みながらテンポを大胆に動かし、クライマックスではオーケストラを極限まで煽り立てます。さらに興味深いのが、ライヴ会場の熱気そのものが記録されていること。パイタ自身のあえぎ声や奏者を叱咤する声まで聞こえるという、通常のスタジオ録音ではまず味わえない生々しさがあります。演奏者と指揮者がその場で音楽を作り上げている緊張感がかなり直接的に伝わってきます。もちろん、万人向けの洗練されたシュトラウスとは言えません。しかし、これほど自由奔放で、指揮者の存在そのものが音楽から感じられる「英雄の生涯」も珍しいでしょう。パイタの爆演・奇演に興味のある方には、まさに一聴の価値がある珍盤です。 なお、残念ながら本盤はマスターの状態に起因すると思われる音の歪みや、ややこもった箇所があります。また録音年月日も不詳です。この点はあらかじめご了承のうえでお求めください。それを差し引いても、演奏そのものの強烈な個性とライヴならではの生々しさは非常に興味深く、パイタ・ファンには見逃せない一枚です。未開封新品です。