ソ連エリツィン体制と第二革命の展望 さし迫る大破綻、これといかに闘うか / 吉沢俊朗 / 前進社
#二千二十二零九
【エリツィンとは】
ボリス・ニコラエヴィチ・エリツィン(ロシア語: Бори́с 1931年2月1日 - 2007年4月23日)は、ソビエト連邦及びロシア連邦の政治家。初代ロシア連邦大統領および初代ロシア連邦閣僚会議議長(首相)を務めた。大統領在任中、ソ連8月クーデターに対する抵抗と、ソビエト連邦からのロシアの離脱を呼びかけて民主化(=ソビエト連邦の崩壊)に導いたことへの評価がある一方、ロシアの威信の低下、腐敗した縁故資本主義、議会と対決する強権的な政治手法、チェチェン紛争の泥沼化への批判もあった。1961年にソビエト連邦共産党に入党する。1968年から党の活動に専従し、1976年にスヴェルドロフスク州党第一書記に就任する。なお、1977年には党の指示によりニコライ2世一家殺害現場のイパチェフ館を取り壊している。スヴェルドロフスク州での働きぶりをレオニード・ブレジネフに評価され、1981年に党中央委員となる。
ミハイル・ゴルバチョフの書記長就任後、1985年に党中央委員会政治局員候補兼書記に就任。ブレジネフ派の大物であるヴィクトル・グリシンがモスクワ市の党第一書記を解任されると、1985年12月に後任のモスクワ市の党第一書記。
ゴルバチョフの下では改革派として行動したが、ゴルバチョフ政権におけるペレストロイカの遅れを強く非難1999年8月16日にはエリツィン大統領の汚職を追及していたユーリ・スクラトフ検事総長を女性スキャンダルで解任に追い込んだロシア連邦保安庁(FSB)の長官でプリマコフと同じKGB出身のウラジーミル・プーチンを首相に任命し、31日のロシア高層アパート連続爆破事件をきっかけにして勃発した第二次チェチェン紛争の制圧に辣腕を振るったプーチン首相は「強いリーダー」というイメージを高めて後の大統領当選を支える国民からの人気を得ることとなった。
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