Zachary Breauxのアルバム「Uptown Groove」は、ジャズとブルースの融合を楽しめる作品です。
- アーティスト名: Zachary Breaux
- アルバム名: Uptown Groove
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ロイ エアーズのバンドにいたギタリストで3作目です. R.エアーズ時代から注目していしたが、本作は彼の最高傑作になる予感がします. 今までの打ち込みのループドラム一辺倒のACID系のサウンドから本作では広がりを 見せて彼のいろんな面を見せてくれます. R&B系のギターにAcidの香りをふりかけて、70年代後半のG.ベンスンの「ブリージン」 の頃の雰囲気を足して3で割った様なサウンドに仕上がってます. 只の懐古趣味的なサウンドではなく、新しい感覚で弾いていますのでその頃を知らない 人にとっては新たなサウンドに聞こえるかもしれません. ギターの音色はナチュラル系でR&B 系や黒人系、例えばP.アップチャーチや B.ブルーム、N.ブラウン系のサウンドです. そして何よりも一曲一曲がよく出来ています. よく練られているなぁという感じを受け ます. 今回は回りを固めるバックミュージシャンは大物ばかりでツボを得た演奏で 相当力を入れている事が伝わってきます. S.ルカサもソロを一曲弾いてますが、 Z.Breauxのサウンドを心得たかの様にブルージーに且つ彼の個性を出しながら弾く 姿勢は、楽しんでいる雰囲気が伝わってきます (元々スタジオ系なんで何をやらせても そつがないが.. (^^;)) 僕は黒人系のギタリストは余り好きではないんですが、彼だけは別格です. 前述した様に、P.アップチャーチやB.ブルーム、N.ブラウン、G.ベンスン等の黒人系 ギタリストサウンドが好きな人にとっては脳味噌錯乱級!!になるでしょう. 2月のベストアルバム、そして97年のベストアルバムの一枚としてノミネートして しまいます.