【日本のプログレ創成期】コスモス・ファクトリー／Black Hole

日本が誇るプログレバンド「コスモスファクトリー」の’76年作3rdアルバム「Black Hole」（東芝EMIへ移籍しての2枚目）。 メンバーは、泉つとむ、水谷ひさし、滝としかず、岡本和男の4人編成。 世界的にパンク・ロックの台頭によりプログレッシヴ・ロックが衰退する中、日本から世界へ通用するロック・バンドへと着実に進化。本国のバンド以上に英国ロックらしさで勝負した名作。この時期来日する数々の海外アーティストの前座としてライヴを経験~次々とオファーされていた事（この時期ハンブル・パイやムーディー・ブルースなどの前座を務める）もありステージを意識した楽曲が増え、「明るめの曲調」や「ハードロック」というキーワードが出てきます。最高傑作との評価が多いコスモスファクトリーというバンドの絶頂期に製作された宇宙規模の作品である。 このアルバムは、日本のプログレ界にも”ロックとして聴く事が出来るプログレ”を最初に世に出し、後期キング・クリムゾンの破壊的サウンドを取り入れや、メタリックなリズムを重視したパワフルな作品となっている。 フラワーや四人囃子、ファー・イースト・ファミリー・バンド辺りとはまた違った味わいのサウンドで、70年代前半のジャパニーズ・プログレの代表作とも言える。 - タイトル: Black Hole - アーティスト名: コスモスファクトリー - フォーマット: レコード ご覧いただきありがとうございます。