重要!
はじめに、「値引き」と「発送」についてプロフィールを御覧いただくようお願いいたします。
※ 「小さくても良いので安くして譲って欲しい」との要望がブログを通じてあったため、この度、小割りにして出品することとしました。
数万年かけて悠久の自然が生み出した阿武隈川産の埋もれ木。
新古今和歌集に詠まれた伝承の銘木。
完全乾燥済、美しい黒灰色、ズシリとした重量感、枯れた肌目。
雅趣尽きることなき逸品です。
産地は福島県伊達市となります。
質感、サイズ等は写真をご参照ください。
また、「埋もれ木」で検索ヒットする「仙台の埋もれ木細工」も美しいのですが、あれは江戸時代に青葉山近くで発見された「山」の埋もれ木による「近世の工芸品」でその歴史はせいぜい400年です。
一方、本物の埋もれ木とは、
1205年、後鳥羽上皇の勅令を受け、藤原定家らが撰した「新古今和歌集」に初出します。
巻第十六 詠人は藤原家隆朝臣
「きみかよに あふくまかはの むもれ木も こほりのしたに 春をまちけり」
(君が代に 阿武隈川の 埋れ木も 氷の下に 春を待ちけり)
鎌倉時代にはすでに阿武隈川産の埋もれ木が京や幕府の文化人の間でブランド化され好まれていた証です。
福島県側の古文書にも献上や献呈の記録をいくつも見ることができます。
完全乾燥の目安となる3年を経て、限定出品します。
歴史上さらに古い「川」の埋もれ木、しかも伝承の産地の物となると、入手の機会は極めて限られます。
埋もれ木はお金を出しさえすれば簡単に入手できる類のアイテムではありません。
入手困難度は「香木」や「黒柿」を凌駕しますので小ぶりの木片ながら相応の価格とさせていただいております。
この埋れ木を発見した経緯等を記載したブログのリンクとなります。
https://oyajidouraku.blogspot.com/2019/09/blog-post.html
そのまま飾るもよし、特別な小物を製作するもよし、文人趣味の分かるロマンチストにぜひ大切に愛でていただきたいと思います。
御神木のように祀ってパワーやスピリットを得たい方にもおすすめです。
最後に、写真と本説明の内容を十分に御理解頂いた方のみご購入をお願いします。なお、昨今多いすり替えトラブル防止の為、取引はNC・NRを前提とさせていただきます。