裏表紙等経年劣化黄変、天シミあり。p7から p85 は上山による解説。以下私見。善の研究は比較的読み易いが、「叡智的世界」は難しい。「愚禿親鸞」に母は真宗の信徒とある。私の母も能登出身門徒の娘であった。西田は禅に傾倒し、私は聖霊を体感 conversion できないエセ基督教シンパである。西田は鎌倉にて76歳で没した。私は西田寓居の隣に住んでいた。S15の御所散歩の際、叡山が見えたそうだ。今年、上京薪能観劇に訪れたが、京都を離れて良かったと思う。西田もそんな感じだろうか。青空文庫の「フランス哲学についての感想」一読を勧める。戦前の日本哲学陸軍はドイツ傾倒が異常であった。
- タイトル: 日本の名著 47
- 著者: 西田幾多郎
- 編者: 上山春平
- 発行日: 昭和47年6月19日
- シリーズ名: GREAT BOOKS OF JAPAN
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