FREE: 歴史の終わりで大人になる
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商品説明
自由ってなに? スターリン像を抱きしめた日、私は大人になった。LSE政治理論教授がアルバニアでの少女時代から綴る哲学的自伝。社会主義下のアルバニア。粛清と困窮にあっても自由への期待に満ちた少女時代は、1990年、抗議行動の高まりで一変する。自由選挙と市場開放、構造改革、移民増加、ねずみ講の破綻で激しい暴動が続く。ある世代の希望は別の世代の幻滅となり、家族の秘密が明らかになる。ふたつの世界を往還する20世紀の成長物語。【原著】Lea Ypi, FREE: Coming of Age at the End of History, Penguin(Allen Lane, UK), 2021【推薦のことば】社会にからめとられながらも、わたしたちはこんなにも生きようとすることができる。時に飽き飽きし、時に渇望し、時に手触りをもち、時に手からすべり落ちる。
自由、このおそるべきもの。
――永井玲衣(哲学者)こんなに切ない政治学者の本を読んだのは初めてだ。
社会主義下のアルバニアに育った少女が、自由選挙・市場開放・構造改革に翻弄されていく。「自由」が父や母との関係を変えていく。「希望」の苦さ、「市民社会」の矛盾、「政治的多元主義」の欺瞞。「過去は失敗し、未来のつくり方は学んでいなかった」という言葉が重い。それは私たち自身のことだ。
政治と民主主義をそれでも考えたいという人すべてに読んでほしい。
――宇野重規(政治学者)魅了された。真実だと思っていたものが塵と化したとき、どう生きるべきかについての手引き書。……いま『FREE』を読むことは、冷戦期を回想するというより、あらゆる社会が辿るかもしれない道筋を垣間見ることであり、未来からの絵葉書を読むということだ。
――チャールズ・キング/ワシントン・ポスト紙イデオロギー、闘争、喪失、不確かさ…、歴史的な大転換のさなかの子ども時代。これは、忘れがたく力強い生命を吹き込まれた歴史。
――タラ・ウェストーバー(『エデュケーション』)知的刺激に満ち、衝撃的。『FREE』は問いかける。完全ではない場所や人びとと接触したときわたしたちの理想に何が起こるのか、過去の残骸から何を学ぶことができるのか。
――アーザル・ナフィーシー(『テヘランでロリータを読む』)クラシックで感動的な成長物語。辛辣でときにダークな笑いを誘ったかと思うと(スターリン主義と世界銀行を分け隔てなく痛烈に批判する)、鋭い洞察力を発揮する。
――ニューヨーク・タイムズ紙必読。レア・イピの魅力的な文章は、かたや回想録でかたやビルドゥングスロマンで、社会主義とポスト社会主義の個人的な物語を綴る。
――クリステン・R・ゴドシー(『あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない』)/ジャコバン誌すらすら読めるが、ヨーロッパを徘徊するマルクスの怪物のように、読者の心に残りつづける。
――ザ・ニューヨーカー誌「2021年ベスト・ブックス」20世紀最後のスターリン主義の前哨地アルバニアでの成長を描いた、驚くべき、そして深く心に響くメモワール。わたしたちがほとんど知らないこの世界を、子どもの目を通してまなざすことが、本作を忘れがたいものにしている。……イピはこの本に魔法をかけた。最初から最後まで夢中で読んだ。
――ローラ・ハケット/サンデー・タイムズ紙ほんとうに魅力的で素晴らしい。これほど優雅でエレガントな文章を書ける作家はそういないだろう。確かなのは、この本を買って後悔はしないということ。
――ナイジェル・ウォーバートン(『若い読者のための哲学史』)/ファイブ・ブックス「2021年ベスト哲学書」『FREE』は、歴史がいかにわたしたちの生と政治を形づくるのかを示す、類まれな本のひとつだ。レア・イピは才能にあふれたパワフルな作家である。彼女の物語は、きっとあなたの物語になる。
――イワン・クラステフ(『模倣の罠――自由主義の没落』)レア・イピは気鋭の哲学者であり、同時に現代で最も著名な思想家となりつつある。彼女のユニークな歴史的経験から、わたしたち全員にとって重要な自由という問題に新たな光を当てる。本書は、読む人に感動をもたらすとともに、政治的な意味で革命的でもある。その教訓を胸に刻むのなら、わたしたちを自由へと誘ってくれるだろう。
――マーティン・ヘグルンド(『この生』)【目次】I1 スターリン
2 ほかのイピ
3 471──簡単な経歴
4 エンヴェルおじさんは永遠にわたしたちのもとを去った
5 コカ・コーラの缶
6 同志マムアゼル
7 日焼け止めクリームの匂い
8 ブリガティスタ
9 アフメトは学位を取った
10 歴史の終わりII11 グレーの靴下
12 アテネからの手紙
13 みんな出ていきたがっている
14 競争のゲーム
15 わたしはいつもナイフを持ち歩いていました
16 これもまた市民社会
17 クロコダイル
18 構造改革
19 泣くんじゃありません
20 ヨーロッパのほかの国のように
21 一九九七年
22 哲学者は世界を解釈してきただけだ、重要なのは世界を変えることであるエピローグ謝辞
訳者あとがき
| 商品の重量: | 360 g |
|---|---|
| 寸法: | 2.3 x 13.6 x 19.4 cm |
| ISBN-13: | 978-4326852048 |
| ISBN-10: | 4326852046 |
| 発売日: | 2025/2/15 |
| 言語: | 日本語 |