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【レビュー①】
セレンディピティは引き寄せではないです
この本から私が読み取ったセレンディピティとは、端的に言うと目の前の現象に対して違和、差異などを感じ、何かいつもと様子が違うぞ、と直感し、次に、その直感を論理的な整合性に基づいて検証するコトです。
そもそもセレンディプの三人の王子はどちらかと言うとシャーロックホームズのような現状把握と推論に秀でた人物として描かれているし、この中の内容もそれに近く、スピリチュアル系の引き寄せとか、ラッキーを掴む自分磨き系とは一線を画しています。でも、意図しない出来事からその幸運を見逃さないで掴むのは前向きな気持ちでもあるかもしれません。
この本の中で紹介されているパスツールの言葉で「観察の場では、幸運は待ち受ける心構え次第である」という言葉が当に著者の拠る考えを象徴していると思います。
この本は現象を読み解く達人の視点を紹介するコトで読む人の視野を広げてくれますよ。
小難しく紹介しましたが、普通に読み物としても面白い本です。オススメします
【レビュー②】
理系を目指す高校生に読んでほしい
要は、優れた研究成果は、偶然発見されるが、単なる偶然ではなく、発見の背景には、努力があるという話が書かれている。天然痘やX線の発見・発明など多岐にわたっている。これを読む限り、いくら国家戦略として生命科学に金をばらまいても、すぐれた研究成果が得られるものではないといったようなことも感じる。科学をなめてはいけない。また、この本から示唆されることは、キャリア開発も特段ハウツーがあるわけではなく、日ごろからの問題意識と行動によって、いつか忘れたころにチャンスが巡ってくるということであろうか。そういえば、キャリア開発に詳しい米国の学者が「計画的偶然性」という言葉を使っていたが、まさに科学における発明・発見も「計画的偶然性」が大切なのであろう。
「セレンディピティ-」
ロイストン・M.ロバ-ツ
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