身体知とラポールに関する考察を深める一冊。
- タイトル: あなたは、なぜ、ラポールと身体知つながれないのか
- 著者: 高石宏輔
- 言語: 日本語
- ISBN: 9784393365373
- 定価: 1600円
【作品紹介】
人の持つ悩みのほとんどが人間関係である現代。
とはいえ、誰も真実のコミュニケーションについて教えてはくれない。
引きこもり、パニック障害、うつなどの悩みを抱え彷徨った著者が、ナンパ、催眠、カウンセリングの中で経験した、「他人」を通して見出される「自分」を感じる方法を観察法やエクササイズを交えて解説する。
宮台真司氏(社会学者)、推薦!
本書は悩む人のために書かれたマニュアルではない。
むしろ悩まずに生きる人の歪みが焦点化されている。
この歪みこそが人間や対人関係を殺伐とさせている。
自分や社会を歪ませる身体性を解除せねばならない。
「損得を超えて内から湧く力」を獲得する実践の道へ!
「渋谷のスクランブル交差点は世界で一番交通量が多いと言われている。居酒屋のキャッチや水商売、風俗、芸能のスカウト、ナンパ師。彼らはこの殻に閉じこもった人たちが集まる場所で、見知らぬ他人に声をかける。彼らはこの場所を何事もなく通り抜けたいと思っている人々とは対照的に、ただただ無遠慮な関わりを他人と作ろうとし続ける。
彼らは拒絶には慣れている。彼らは無視されても何とも感じない、硬直した身体をすでに手に入れている。
ここで生きていくためには、彼らよりももっと大きな声を出して、彼らにぶつかっても勝てるような、もっと硬くて強い身体を手に入れなければいけないと思っていた。
僕も楽に生きていくために殻が欲しかった。——人と接するということは、自分の内面を隠して、殻に閉じこもって、虚勢をどれだけ張れるかを競い合うゲームでしかないのだろうか。」(本文より)
目次
プロローグ
第1章 ありふれた日常には特別な発見がある
第2章 僕はコミュニケーションが苦手だった
第3章 コミュニケーションを見直すいくつかの方法について
第4章 同調がわかるとコミュニケーションが変わる
第5章 自分自身で変化を生み出すシステム
第6章 トランスを「生きるための技術」として考える
第7章 騙すこと、依存させること
第8章 人の話を聴くということ
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