雨上がりの駅で 1996年イタリア 104分
解説
自由奔放に生きる19歳の少女が、アルツハイマー症である老教授との奇妙な旅の道連れになることによって、心の成長を遂げていく様を描く人間ドラマ。監督は「エトワール」のピーター・デル・モンテ。製作はエンツォ・ポルチェッリ。モンテとマリオ・フルツナートの原案を、モンテ自身がグーロリア・マラテスタとクラウディア・スバリジャとの共同で脚色。撮影は「親愛なる日記」のジュゼッペ・ランチ。音楽はダリオ・ルカントーニ。出演は「スタンダール・シンドローム」「トラウマ 鮮血の叫び」など、実父ダリオ・アルジェント監督のホラー作品の常連であるアーシア・アルジェント。共演は「百一夜」のミシェル・ピコリほか。
あらすじ
ローマに住む19歳の少女コラ(アーシア・アルジェント)は、定職にもつかず、恋人を次々変え、友人宅を泊り歩く自由きままな毎日を送っている。ある日、アルバイト先の夫人アダ(シルヴィア・コーエン)から、放浪癖のあるアルツハイマー症の父親コジモ(ミシェル・ピコリ)を迷子にならないように尾行してほしい、と依頼される。元大学教授のコジモは今でも大学に通い、そこからバスに乗って、ローマ近郊を彷徨する。コラは苦労しながらも尾行を続ける。そんな日々が続く中、ある日コジモは突然列車に乗り込んでしまう。仕方なく追いかけて同じ列車に乗るコラ。尾行は予期せぬ小旅行になってしまうが、さらにコジモは泊まったホテルを急に変更して飛び出したり、何時間も浜辺に腰を降ろしたりと、ますます予期せぬ行動をとることに。行く先々でコラはアルバイト先の女性に連絡をとるが、面倒くさくなった彼女は、コジモを放り出して帰ることにした。ローマへ帰る途中、
監督
ピーター・デル・モンテ
出演
Coraアーシア・アルジェント
Cosimoミシェル・ピッコリ
Adaシルビア・コーエン
Pepeリノ・カポリッチオ
Giulioマックス・マラテスタ
Fabioセバティアーノ・コラ
Rauジェラマノ・ディ・マッタ
l'amica di Coraパトリツィア・ペザ
ULD-106