東京都区分地図1 千代田区 レジャーマップ 昭文社 1990年
この一冊は、1990年発行の昭文社「東京都区分地図1.千代田区」。
単なる区分地図ではなく、レジャー・観光・歴史探訪に特化した情報が詰まった、当時の千代田区を知るための貴重な資料です。
地図マニア、古地図ファンにとって魅力的なのは、昭和7年(1932年)頃の千代田区古地図が別冊収録されている点。皇居を囲む旧町名や、現在とは異なる道路や街区の変遷を詳細にたどることができ、現代の地図(1990年時点)との比較研究を可能にする付録です。皇居、丸の内、霞が関、神田といった日本の政治・経済・文化の中心地が、約60年の時を経てどのように変化したかを視覚的に確認できます。
本図である1990年版の千代田区全域図(縮尺1:7,000)は、美術館、博物館、図書館、劇場・ホール、旧跡・名所、商店街など、レジャーに役立つ施設が用途別に色分けされ、非常に見やすいデザイン。特に国会議事堂、皇居、最高裁判所などの「国の施設」や「大使館」が集中するエリアの、当時の配置や建物名を確認できるのは、この時期の東京の姿を研究する上で重要な情報です。
JR、地下鉄の路線図も収録されており、東京駅周辺の線路の配線や、当時の地下鉄各線の状況も読み取れます。バブル経済崩壊直前の、活気あふれる東京の中心地の姿を今に伝える、時代を映した地図帳と言えるでしょう。古道や廃道といった要素は少ないものの、都市の中心部の古地図・変遷マップとして、地理探求欲を満たしてくれる珠玉の地図です。
1990年 昭文社
状態良好。画像をご確認ください。
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