CHICK COREA & ORIGIN　　チックコリア　　 CBANGE 国内盤

変化 が何かしらの指標だとすれば、ピアニストのチック・コリアの長く目まぐるしいキャリアは、再び決定的な上昇傾向にある。コリアと彼のセクステッ トがトが録音した2枚目のスタジオ・アルバム『Origin, Change 』は、グループの シングルCDデビュー作『 Live at the Blue Note 』や『 Week at the Blu e Note 』の6枚組CDボックス・セット よりも、コリア自身の作曲に重き を置いており 、ピアニストがグループの仲間からインスピレーションの源泉を見つ けたという聴覚的な証拠がある。その理由を理解するのは難しいことではありません。ベーシストのアヴィシャイ・コーエンとドラマーのジェフ・バラー ドによるリズムセクションは、マイルス・デイヴィス風のミッドテンポの「Early Afternoon Blues」からスリリングなリズムの「Armando's Tango」 や「Little Flamenco」まで、あらゆる曲でスウィングし、3人のホーン奏者が驚くほど多様なテクスチャーとムードを奏でる。 『 Change 』は、 アンドリ ュー・ヒルやジャッキー・マクリーンといったアーティストが録音した60年代半ばのブルーノートの広々とした画期的なアルバムの1つのように聞こえる こともあるが、それは一種の自由度で反響し、各ミュージシャンのベストを解き放ちながら、作曲を十分な構造でテンパリングし、常に魅力的に保つこと ができる。「L.A. Scenes」や「The Spinner」など、いくつかの曲は、お馴染みのジャズソングのフォーマットであるヘッド・ソロ・ヘッドを捨て、グ ループを一歩一歩異なる地形に押し進めるスルー・コンポージット・アプローチを採用している。 1 Wigwam 2 Armando's Tango 3 Little Flamenco 4 Early Afternoon Blues 5 Before Your Eyes 6 L.A. Scenes 7 Home 8 The Spinner 9 Compassion (Ballad) 10 Night (Lylah) 11 Awakening