TRACTION(トラクション)ビジネスの手綱を握り直す中小企業のシンプルイノ…

EOSという、中小企業が伸びるための仕組みを説明した本。 アメリカや東南アジアでも、多くの企業が成長したという経験談が出ています。 「TRACTION(トラクション)ビジネスの手綱を握り直す中小企業のシンプルイノベーション」 久能 克也 / Gino・Wickman / Karl・Pizor 定価: ￥ 2400 #久能克也 #久能_克也 #Gino・Wickman #Karl・Pizor #本 #社会／経営 EOSの基本概要 EOSは、会社の経営に必要な6つのコアコンポーネント（要素）を整え、組織全体に「明確さ・一貫性・責任感」を生み出す仕組みです。 1. Vision（ビジョン） •会社の方向性とその理由を明確化し、全員で共有する。 •具体的には、10年ビジョン・3年イメージ・1年計画・四半期ごとの目標に落とし込む。 2. People（人材） •「適切な人が、適切なポジションにいる状態」を実現する。 •EOSでは「ヘッジホッグ（Right People, Right Seats）」という考え方を使い、人材評価を体系化する。 3. Data（データ） •感覚ではなく、数字とファクトに基づいた経営判断を行う。 •鍵となるのは「スコアカード（数値管理シート）」で、会社の状態を週次で見える化する。 4. Issues（課題管理） •問題を隠さず、優先順位をつけて解決するカルチャーを醸成する。 •「IDS（Identify, Discuss, Solve）」という手法で、問題を定義 → 議論 → 決定のサイクルに仕組み化。 5. Process（プロセス） •組織の中核業務を標準化し、属人性を排除して再現性ある成長を実現。 •コアな業務手順を文書化して、全員が「同じやり方」で業務を遂行できるようにする。 6. Traction（実行） •目標を四半期ごとに「ROCKS（優先課題）」として設定し、確実に前進させる。 •定例会議（Level 10 Meeting）で進捗管理を行い、行動を強制的に伴わせる仕組み。