中古 Dosh - The Lost Take ABR0067

ご覧頂きありがとうございます。 送料込み、24時間以内に発送します。 状態、中古。カビ汚れあり。 盤面に目立つキズなどはありませんが、ターンテーブルを売却してしまったので、再生確認が出来ていません。 宜しくお願いします。 Dosh – The Lost Take Label: Anticon Catalog No: ABR0067 ｜Format: LP Vinyl Released: 2006 エレクトロニック・フォーク・ジャズの深淵で、ミネアポリスの魔法使いが記憶の欠片をループする。 Andrew Birdのサポート・ドラマーとしても知られるマルチ・インストゥルメンタリスト、Martin Doshによる3作目のアルバム『The Lost Take』は、ポスト・ロック／IDM／ジャズ／フォークが有機的に発酵した異形のリズム・マトリクス。それは、いわばラップのないAnticon的ヒップホップ、もしくはTortoiseが自室でAbleton Liveを使っていたら…という想像をそのまま音にしたような逸品。 表面上は柔らかくメロディアス。だがその裏で脈動するのは、異常なまでに精密に構築されたポリリズムと、カットアップされた感情の断片。ミュージック・コンクレートとエモーショナル・ジャズの隙間に咲いたこの音楽は、聴く者を意識のスローモーション地帯へと誘う。 特筆すべきは、BirdmanことAndrew Birdとの共演による"Um, Circles and Squares"の異次元セッション。バイオリンとワウピアノが踊る奇妙な牧歌は、まるでアーサー・ラッセルがミネソタの地下室で密かに生き延びていた証拠音源のよう。 ドラム、ローズ・ピアノ、サンプラー、ルーパー、すべてを一人で操るDoshの手腕は、もはやソロ・アクトの枠を越えて“一人の小宇宙”を形成しており、ヒップホップのグリッドから逸脱したビート職人による純粋な音の詩集と呼ぶにふさわしい。 フィールドレコーディング、ミュートされたリズム、暖かくもどこか孤独な音像。『The Lost Take』は、聴くたびに異なる風景を見せる万華鏡のようなレコード。時代のノイズにかき消されてはならない、真にユニークな"失われたテイク"がここにある。 ジャズ、ヒップホップ、ロック、エレクトロニカの実験的な要素を持つ作品