ガーディナー／モーツァルト:レクイエム K.626 、キリエ K.341

モーツァルト ①レクイエム ニ短調 K.626 ②キリエ ニ短調 K.341 指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー イギリス・バロック管弦楽団 バーバラ・ボニー(ソプラノ) アンネ=ゾフィー・オッター(アルト) ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール) ウィラード・ホワイト(バス) モンテヴェルディ合唱団 録音：1986年 作品の成立事情も絡んで神秘的な雰囲気を漂わせているモーツァルトの『レクィエム』は、作曲者の死生観を告げるような辞世の歌にふさわしい曲で、彼の諸作品のなかで最も崇高な美しさに満ちた傑作として知られています。悲哀感を漂わせる独唱、祈りの心を込めて真摯に歌い上げる壮麗な合唱、そしてオリジナル楽器による清澄な響きのオーケストラをガーディナーが見事に統率し、真摯で感動的な祈りの世界を築き上げています。 このガーディナー盤は、ジェスマイヤー版を用いたオリジナル楽器による清廉な演奏です。ロマンティックな表現を排して、古典的な凛とした美しさを求めた演奏です。ソリスト、合唱団も秀逸です。ワルター、ベーム、カラヤンなどの演奏とは対極にあるかもしれません。2017年の名曲名盤500では第2位に選定されています。 1964年にモンテヴェルディ合唱団を組織し、バロック音楽のみならず数多くの声楽作品において素晴らしい録音を残してきたガーディナー、この『レクイエム』も従来から高い評価を得ている演奏です。今でもモーツァルトの『レクイエム』の名盤として常に挙げられるものです。なんといってもヴィヴラートの少ない発声が心地よいモンテヴェルディ合唱団の質の高さは特筆ものでしょう。ソリストのバーバラ・ボニー(ソプラノ)、アンネ=ゾフィー・フォン・オッター(アルト)は高名ですし、ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール)、ウィラード・ホワイト（バス）も敬虔な雰囲気が漂う歌唱で、これもガーディナーの音楽観を理解したソリスト陣だということです。ラストには知る人ぞ知る名曲「キリエ K.341 」が収録されています。 国内盤【オリジナル・ジャケット】帯無し 盤面傷無し、プラケース少しすれあり　13 ＊まとめ買い値引きします(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4枚購入→450円引き、10枚以上は全品150円引き