【絶版】沖縄県営鉄道◎ケービンの跡を歩く

【絶版】ケービンの跡を歩く かつて沖縄を縦断し、県民に「ケービン」の愛称で親しまれた沖縄県営鉄道（軽便鉄道）。この失われた鉄道の跡を、歴史研究家である金城功氏が丹念に調査し、その軌跡をたどった貴重な記録。 基幹産業であった製糖業や軍事輸送にも重要な役割を果たしながらも、沖縄戦により壊滅し、再興されることなく姿を消した沖縄の鉄道史を追体験できます。 本書の魅力は、単なる鉄道の歴史解説に留まらず、与那原線、嘉手納線、糸満線という三つの路線の廃線跡を、那覇駅、与那原駅、嘉手納駅、糸満駅といった主要駅跡から、サトウキビ畑の中を抜けた小さな駅、そして兼城駅と築堤を支えた橋の遺構に至るまで、詳細な地図と写真、そして当時の切符や運行に関する資料を交えて紹介している点にあります。 内容は、「僅かに残る鉄道跡」「消えた橋」「当時のアルコール工場跡」など、廃ロマンを掻き立てるキーワードが並び、鉄道マニアはもちろん、沖縄の地理や歴史を愛する「廃線ウォーカー」にとって、聖典とも言える一冊です。 「おきなわ文庫」の一冊として、1997年に発行された本書は出版社が倒産してしまったため、既にでは絶版です。今では遺構の多くが消滅してしまっているため、失われゆく沖縄の鉄道遺産を記録した文献としても、その稀少価値が高まっています。沖縄の近代史における軽便鉄道の役割、そしてその消滅の事実を、現場の足跡から深く考察した専門的かつ情熱のこもった研究書と言えるでしょう。 1997年 ひるぎ社 新書 222ページ カバー付き --- #こだわりの旅行ガイド・地図はこちら #ほかの「軽便ナロー専用線」はこちら #ほかの「廃止私鉄関連品」はこちら #ほかの「旧道廃道酷道廃墟」関連品はこちら --- #ケービン #沖縄県営鉄道 #沖縄軽便鉄道 #沖縄戦 #廃線跡 #与那原線 #嘉手納線 #糸満線 #与那原駅 #那覇駅 #鉄道遺構 #金城功 #ひるぎ社 #おきなわ文庫 #沖縄史 #郷土史 #沖縄の鉄道 #廃線探索 #ナローゲージ #軽便