梶井基次郎著　檸檬　昭和47年発行　復刻版

かなり古いものですが、中はそれなりにキレイです。 読むのには問題ありません。 檸檬 梶井基次郎 武蔵野書院版 精選 名著複刻全集 近代文学館 昭和47年発行 発行　ほるぷ出版 函あり サイズ　19.5✖️13.5✖️2cm 武蔵野書院版 昭和6年5月　発行 梶井基次郎による初創作集『檸檬』の復刻版。表題作「檸檬」は雑誌「青空」に掲載された当時、ほとんど反響がなかったが、この創作集『檸檬』（昭和6年）の評判は上々、『詩・現実』第5号に丸山薫が「『檸檬』に就いて」を載せ、井上良雄も『詩と散文』で激賞したそうです。一方、梶井は単行本『檸檬』が刊行される頃には、すでに病の重さに苦しんでいました。どんどんと衰弱する梶井が亡くなったのは翌年（昭和7年）のこと、この『檸檬』は梶井基次郎の生前唯一の単行本になりました。 （参考） 梶井 基次郎（かじい もとじろう、1901年〈明治34年〉2月17日 - 1932年〈昭和7年〉3月24日）は、日本の小説家。感覚的なものと知的なものが融合した簡潔な描写と詩情豊かな澄明な文体で、檸檬など20篇余りの小品を残し、文壇に認められてまもなく、31歳の若さで肺結核で没した。