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耽美遍歴・美との邂逅/高橋寿守/署名/単なる美術讃花ではない・長短・硬軟自在の解説の中にそれに出会った時の感動・美術所に学び・越える人生を淡々と語る

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1996年 88p 巻頭に献呈署名あり。 あとがき 私は高校三年の夏、一冊の画集に魅入られていた。それは今は手元 にないのだが、確か「世界の美術ロシア・アヴァンギャルド編」 とい うタイトルだったような気がする。ミハイル・ラリオーノフ、ダヴィ ッド・ブルリュークらの前衛絵画が私の心をとらえて離さなかった。 彼らの絵が岸田劉生や椿貞雄らの泥臭さに相通じるものが感じられた からだ。明治・大正期の日本の絵画には、唐様の書を取り入れようと 江戸時代の文人達と同じ熱気が感じられるのだ。だが高三の私の 頭では感覚的には分かっていても直感程度のものでしかなかった。”も の”そのものから入っていくのは今も変わらない。惚れているものな らば、今なら手に入れようと思うのであるが、残念・・・・・・。 このような感じで、高校、大学を通じて、演劇やら音楽やら詩など に興味を持ち続けていた。よくいえば全ての美に対して、悪くいえば 総花的。脳神経が伸びて互いに絡み合うのにはまだまだ時間が必要だ った。大学卒業の年、一か月をかけて一人でイタリア美術旅行をした が、シエナなどは三日間も滞在しシエナ派のマニエリスム絵画を見て 回ったのに、何ら脳裏に残っていない。 この旅行から数年後、その事 実に愕然としたものであった。やっと私にとっての美が分かりかけて きたのが三十歳も近くなってからであった。つまり、この本は私自身 の成長の記録でもある。絵や書が様々な時代、領域にわたっているの は、そのような総花的な始まりからきている。この本は私の美の遍歴 の跡であると理解し、このささやかな「造塔の作善」が、誰か見知ら ぬ人の「造塔の作善」の種子になるようなことでもあれば、まことに 幸である。 表紙小傷。ページ小黄ばみ。もちろん読む分には問題ありません。 なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。ご理解の上、ご購入下さい。
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