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リーグル・美術様式論・新版/アロイス・リーグル/装飾史が存在するのか・歴史研究熱の今の時代でさえ今日まで無条件に肯定できる答をみいださなかった問いである

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1970年 435ページ この書の内容についての表題は『装飾史の基本問題』である。表題をよんだだけで多くのひとが、疑わしげに 肩をすくめるだろう。装飾史が一体存在するのか。これは、歴史研究熱のあふれた今の時代でさえ、すくなくと も今日まで無条件に肯定できる答を、一度もそれに対してみいださなかった問いなのである。 装飾美術におけ るすべての現象を、当時の材料と目的とからの直接的産物とみなそうとする特殊見解をもつ急進論者を、あえて ここに引き合いにだす必要はない。このような極端論者中の最極端論者と平行して、むしろ中庸な見解の代表者 には次の人びとがある。とりわけ人間の描写および人間の行為と苦悩の表現としてのいわゆる高等芸術が干与す るかぎり、すくなくとも、装飾芸術を、師匠から弟子へ、世代から世代へ、民族から民族への歴史的発展として みとめようとする人びとである。 たしかに美術史研究の最初の出発以来、つねに美術的な装飾形を、段階的発達の見地から、すなわち史学的方 法論の基礎にたって考察するのが妥当だと信じており、また信じていた一群の人びとがいる。もちろん、その人 たちはおもに高等学校および大学の過程で文献学的、史学的方法論および考察法に満足し、したがってこれらを 装飾現象の上にも応用すべきものと考えている書斎人であった。こういう史学的方法論を装飾法の考察上に応用 した今日までのやりかたこそは、冒頭にかかげた極端な一派がおよぼした、装飾諸事物に対する世論への影響に いちじるしい。ひとは歴史的相互関係を主張することには、ものおじし、わずかに、せまい限られた時代と近接 する地域とにのみ、これをおこなった。ひとたび装飾と外界自然物との直接関係がたえたとき、または有機的生 物もしくは手業の作品との関係がなくなったとき、研究家の冒険もまったく恐れて立ちどまってしまった。顔や手に左右相称およびリズムの抽象的かつ数学的描写がおこなわれる場合、また、いわゆる幾何学的様式のはじまり 表紙小傷、小破れ。数ページ書き込みあり。
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