1. サラサーテ:チゴイネルワイゼン Op.20
2. マスネ:タイースの瞑想曲
3. サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
4. ベートーヴェン:ロマンス 第2番 ヘ長調 Op.50
5. サン=サーンス:ハバネラ Op.83
6. バッハ:G線上のアリア
7. パガニーニ:ラ・カンパネラ
8. ショーソン:詩曲 Op.25
千住真理子(ヴァイオリン)
指揮:ピエール・デルヴォー
ルクセンブルク放送交響楽団
録音:1987年1月
千住真理子の第2弾となったアルバムで、彼女が弾きこんだ愛奏曲ばかりを集めた小品集。とはいってもルクセンブルクまでいっての録音で、力の入れぐあいが違う。メインの「詩曲」をやるために作ったアルバムでもあり、最高の盛り上がりのエンディングとなっています。
この演奏が録音された頃は、日本ではバブル経済が始まった時期、海外に行ってその地のオーケストラと録音するというのも「バブルの象徴」的ですが、この演奏と録音にはそんな浮ついた雰囲気は感じられません。デルヴォーの作り出す地に足のついたしっかりしたテンポのルクセンブルク放送交響楽団をバックに、心の琴線にふれる千住さんの音色が聴くものを惹きつけます。千住さんは録音時21歳、未熟さは微塵も感じられず、気持ちよくモーツァルトの「光と影」を表現しています。録音も丁寧な印象で、日本人スタッフによる真面目で品の良い音作りに感銘をおぼえます。
国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し 7
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