【中古】 五代目　古今亭志ん生　名演大全集　１６：：まんじゅうこわい・三年目・三味線栗毛／古今亭志ん生［五代目］

古今亭志ん生［五代目］
販売会社/発売会社：（株）ポニーキャニオン(（株）ポニーキャニオン)
発売年月日：2005/11/16
JAN：4988013027145
古今亭志ん生の歴史的な名演は、これまで収録会社別に各レコード会社からそれぞれ発売されていたが、それらをひとつにまとめ、名演中の名演をセレクトしてゆこうというのが、この企画の眼目だ。今回は第１６集から３０集までが一挙に発売された。どれを取っても名演ばかりだから、推薦する方も困る。１６集から１８集にかけては、比較的ナンセンスな小話系の作品が多く、入門篇には最適だろう。時代物なら、映画『幕末太陽傳』の元ネタである２１集の（３）あたりから手を付けるのがいい。また２１集から２３集にかけては、いわゆる“廓話”など、戦時中は禁演落語だった作品が中心になっていて、ひときわそそられるセレクション。２４集から２５集にまたいで収録された「吉原奇談」、２７集に通しで完全収録された「子別れ」など、大作でも志ん生は、大いにうならせる。「高座で眠った」などという逸話まで残すほどの“過激な間”も、貧乏暮らしの中での下積み、芸へのしっかりとした執念があってこその、最高の“弛緩”。そういう意味で、志ん生の芸の深さを堪能できるのが、第２５集に収録の（３）。短い歌ものだが、本当に感動的な作品である。★