■作品解説:1952年制作の《朝のけしよう》は、戦後日本洋画の転換期における二見利節の色彩感覚と構成意識を示す重要作。
題名にある「化粧」は、単なる女性像の暗示ではなく、身の回りの静物と光を媒介に「日常の儀式化」を象徴的に表している。
中央の白いポットは、形の輪郭があいまいに溶け、光の中で揺らめく存在として描かれる。
この曖昧さこそ二見の特徴であり、対象を再現するよりも、「見るという行為の痕跡」を残そうとする意志が読み取れる。
制作年の1952年という時代背景を踏まえれば、敗戦後の混乱から立ち上がる世代の「再生」や「再構築」の感情も感じられる。
彼の出身地である神奈川県二宮町ふたみ記念館で作品を観る事ができるので、是非見て頂きたい。
■作家名:二見利節
■作品名:朝のけしよう
■技法・ED:油彩
■サイン:作家直筆サイン
■作品サイズ:縦38cm×横45.5cm
■作品状態:ヒビ、キャンバス裏に献辞
■額サイズ:縦51.5cm×横59cm
■額状態:所々にカケ、キズ、アクリル板無し、裏板無し
■付属品・備考:箱、キャンバス裏にサイン、画題/制作年:1952年
■発送場所/梱包配送費:元払い
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