イギリスの田舎で見つけた古木のダイニングチェアです。
ヴィクトリアン時代。マホガニー材。
【ヴィクトリアン】はその名のとおり、ヴィクトリア女王がイギリスを統治していた1837年から1901年の期間をさします。アンティークディーラーはこの当時の時代の事を単純に「ヴィクトリアン」と呼びます。
この時代はイギリス史において産業革命による経済の発展が成熟に達した、イギリス帝国の絶頂期であるとみなされています。
ダイニングチェアにも様々な種類がありますが、こちらはバルーンバックスタイルのダイニングチェアとなります。
バルーンバックチェアとは名前の通り、風船のように丸く膨らんだ形の背もたれが特徴の椅子です。
ヴィクトリア時代とくに1830年代半ば~60年代に流行し、主に客間やダイニングルーム用に使われてきました。
丸い背中のデザインはもちろん、脚の先までなんとも優雅な雰囲気。これが手彫りされていたかと思うと驚くほどです。
このデザインの椅子は定番のチェアスタイルとして現在でもつくられていたりしますが、そのルーツとなるごく初期の「ファーストモデル」とでも呼ぶべきバルーンバックチェアが、まさにこのスタイルの椅子なのです。
特徴的な3つの山型のバルーンバックは、2つのハートがオーバーラップしたようでとってもチャーミングです。また、18世紀のロココ様式に良くみられた「スクロール(渦巻き模様)」をモダンにリ・デザインしていて、意匠を進化させながらも、イギリス・ロココ、すなわちクイーンアン様式をしっかりと継承しています。
お部屋の片隅に置いて飾り台として使ってみてもお洒落ですね。
ショップのディスプレイ什器としてのご利用はもちろん、日常空間でアンティーク家具と組み合わせてヨーロッパの映画や、インテリア雑誌に出てくるようなワンシーンを作り出すのも楽しそうですね。また、モダンな家具との組み合わせもおもしろそうです。
経年劣化による汚れ、キズ、錆び、ワレ、剥げ、染み等ございます。
その点をご理解の上でご購入をお願いいたします。
○サイズ○
H:約91cm×W:約51cm×D:約55cm
座面までの高さ:約48cm
※多少の誤差は悪しからずご了承ください。
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